@店長の豆知識

その1。

< 金目鯛について >

鯛と名のつく魚は数多く、実に200数種を超えるといわれる。
生物学的には背ビレのとげが11~12、臼歯よく発達した魚だけを言う。

  [生態等]
 金目鯛は伊豆半島、千葉房総半島から遠州灘沖合いの水深100m~800mの海山周辺に4歳から5歳まで分布し、次第に沖合いの漁場に移動していく
漁場にもよりますが、大きいもので3kg、一般的には1.2kg~1.5kg のものが多いようです。
一、漁法について、
①一本釣り
 一本釣りというのは船の上から数本から数十本針(平均の20~50本)のついた糸を竿を垂らし、さかなのいる棚まで落としこむ漁法ですが、たとえば船員が6人いたら6本まで、10本の針がついていたら60本の漁しかできません。
②樽流し漁法
 樽の中に仕掛けをセットしたものをいくつも用意しておき、漁場に着いたら仕掛けの一番下のオモリを海に落とすと樽の底部に取り付けてあるカン(リング)と仕掛けがつながっている為、樽がウキのかわりをする。そして樽と樽をロープで連結させて約100個(船によって違う)の樽を海に流すというものである。
樽を海に落とすと仕掛けの一番下の下オモリが海底に着地するような形で樽が海面を潮の流れで浮遊することにより仕掛けが動きやや広い範囲の魚を狙うことができる。
③  底立縄漁法
 従来の樽流し漁法では樽が流れてしまう為、海底にある海山に道具(仕掛け)が
たると仕掛けが切れてしまう為、非常に狭い範囲でしか仕掛けを仕掛けることが出来なかったが、現在下田で金目鯛漁をしてる漁民がその昔、ふぐの延縄と一本釣り漁法をヒントにして考案したのが底立縄漁法の始まりである。
基本的には延縄漁法なのだが、普通の延縄漁法というのは枝意図が一本で底立縄漁法と言うのは枝意図に8本から10本の針が付いているのが特徴的である。
二、漁獲対象魚種
  キンメダイ、平金目、ハマダイ、ムツ、アカムツ、環八、メダイ、青ダイ、オゴ鯛、チビキ類、その他底物全般を 対象とする。

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